いやぁ、これは面白い!
恋する乙女を主人公にするのではなく、その体内で働く臓器たちを主人公にしてしまう。この発想がまず素晴らしい!
胃も心臓も脳も、それぞれ個性を持った職員として日々の業務に奮闘。ところが持ち主が恋をしたものだから、体内はもう大騒ぎ!
人間なら誰もが経験するような身体の反応も、臓器たちの視点から描かれると、こんなにも面白くなるのかと感心しました。
しかも、ただの思いつきで終わらず、「臓器省」という組織の設定がしっかり笑いにつながっているのが実に楽しい。
恋愛物でありながら、主人公たちは恋愛どころではない。持ち主の恋を支えるため、今日も休みなく働かされる臓器たち。
読みながら何度も笑ってしまいました。
着眼点が本当に秀逸な、楽しい作品です!
完結おめでとう御座います。