就活苦戦中の女子大生、波留。
実家の町工場は借金を抱え、返済期限まで一か月。
曾祖母の遺品の絵を売りたいと、ギャラリーを訪ねるが。
絵の真贋を見極めるため、依頼者の女子大生と
ぶっきらぼうな鑑定士が来歴の謎を追うミステリーです。
近年でも、美術館が購入した作品が後に贋作と判明したり、
真贋鑑定は本当に難しい。
慎重でなかなか結論を出さない鑑定士・沖田と、
タイムリミットがあって焦る波留は衝突もしますが。
鑑定プロセスの諸々は興味深く、
一枚の絵にこめられた百年前の人々の人生も、
絵の背面に残された暗号の謎も、面白かったです!