読みやすい文章で、信長や弥助の魅力がどんどん伝わってきます。少ない話数ですが、その中にしっかりとドラマが詰め込まれており、物語のその後まで想像してしまうようなラストには、思わず唸ってしまいました。
このレビューは小説のネタバレを含みます。全文を読む(131文字)
歴史上では謎の多い弥助を、奴隷としての過去や信長との関係を通して、一人の人間として描いていると。本能寺の変という有名な出来事も弥助の視点が加わることで違った見え方になり、短い作品ながら最後まで勢いよく読めました。
弱き者として扱われ続けた弥助が、信長に仕えた日々を通して「人としてどう生きるか」を模索する姿が静かに胸へ迫る。図書館で資料を集めながら書かれたという当時の熱量がそのまま残っていて、伝承を手がかりに膨らませた本能寺以後の描写も、作者のまなざしが丁寧に宿っている。新説に左右されることなく、ひとりの男の尊厳を見つめようとする筆致が印象的で、弥助という存在が確かに“ここにいた”と感じられる作品。
戦国時代、織田信長に仕えた黒人・弥助を主人公とした物語です。大部分は史実をベースにしていますが、結末は、読者の大部分が「こうであってほしい」と思うであろう内容です。最後の戦いとその結末が印象的でした。
このレビューは小説のネタバレを含みます。全文を読む(239文字)
このレビューは小説のネタバレを含みます。全文を読む(445文字)