色盲の知り合いがいるため、興味深く読み始めて、ハッとさせられました。素敵な気付きをいただきました。コンプレックスを抱えている全てのかたに読んでもらいたいです。
色覚の違いを「欠けているもの」と感じていた主人公が、森でヤマウズラを見つけた経験を通して、自分にしか見えない世界の豊かさに気づいていく流れがとても綺麗でした!特に「燃えるような赤は、やっぱり見えない」と、違いそのものを否定せず受け入れる描写が印象的です。科学的な説明が終盤の気づきにも繋がっていました。「色のない森ではない。僕だけの輪郭を持った森へ」という締めも美しく、余韻の残る短編でした!