2040年代、量産型のロボット犬が当たり前になった時代。 老婦人トメの愛犬・ポチは、どうも様子がおかしい。夜中に庭を掘り、決まった時間に玄関に座り、不思議な電子音を鳴らすポチ。 ポチはいったい、何をしていたのか――。事態を収める処理班の人の言葉が、なんとも洒落が効いていて好きでした。 かわいくて、ちょっと不穏で、最後にはほっこりできるお話です。ぜひポチの秘密を確かめてみてください。
「乱」れることなくさまざまな要素が機能し、「情」感あふれる中にも時代風刺が混じって、「独自」の視点から展開される、ヒューマンな物語として完成されている。