面白くて私の好みには刺さりまくったので、みんなに読んでもらいたい。まだ2話なのになんなのですか、この面白さ。森のあしらい方が好き。
イベントから来ました1話だけ拝読してのレビューです地の文がすごく読みやすい小説でした。冒頭の森の描写が細やかで、情景が目に浮かぶようでした。主人公たちの掛け合いのテンポが良く楽しんで読めます。最後の引きが秀逸ですね。最初は正統派ファンタジーと思わせつつ、掛け合いで笑わせて最後に落とす流れが好きです。
「森は動かぬ」「ですよね」「木々には根がある」「ありますね」の応酬で笑いました。五百二十七年生きた森守が、生まれて初めて地平線から昇る朝日を見てしまう一行が良くて、状況の異常さより先に、この人が森の中だけで生きてきたことが伝わります。一歩進むと一歩下がる森の反復も、真顔で押し通すからおかしい。避けられていると言われても「導こうとしている」と受け取る頑固さが、この人がこれから何を失うのかを先に見せていました。