※『第10話 開いた人』までのレビューです。
日常のすぐ隣で認識が少しずつ歪んでいく不条理な恐怖が、巧みな構成でスリリングに描かれています。
突如消えた妻と謎の言葉に囚われ、正気を失いそうになりながら追い詰められていく主人公のリアルな心理描写に引き込まれ、正体の見えない不安と違和感の積み重ねで、読者自身の足元まで揺さぶるような作者の巧みな意図が光ります。
自宅の壁から異変が迫る息が詰まるような絶望感と、ネットの海から一筋の手がかりを掴む緊張の瞬間が深く印象に残りました。
静かに日常が侵食されていく底知れぬ恐怖を、ぜひ体感してみてください…!!