4話まで読了しました。
これは、かなり面白いタイプのSF転生ものだと感じます。
まず冒頭からスケールが大きくて。
渋谷を歩いていた女子高生が事故に遭い、走馬灯として見せられるのは、自分の人生だけではない。
歴史上の出来事、遥か昔の人類、そして地球そのものの記憶までが、凄まじい速度で駆け抜けていく。
しかも、その情報量が「1000TB」。
この時点で、普通の転生ものとは何か違うぞ、と感じました。
そして転生先は、1400光年離れたケプラー452b。
そこでは「ログイン」「プレイヤー」「アバター」「レベル」といったゲームのようなシステムが存在し、さらに西暦3423年という未来の世界だったりする。
SFなのか、異世界転生なのか、ゲームなのか。
その境界がどんどん曖昧になっていく感じが面白いです。
個人的に特に好きだったのが、アバター選択。
パター、黄色い帽子、ムチ、ガメラ、そして何と桃太郎。
この選択肢の時点で「何だこの世界は」となるのですが 笑 、
そこから完成するサイバー桃太郎のインパクトが凄い。
和風と未来SFをここまで強引に融合させる発想が楽しいです。
一方で、ただのハチャメチャなコメディで終わっていないのも良いところ。
地球は滅亡する。
過去を変えれば地獄行き。
それでも主人公は、地球を救う可能性を捨てない。
そして「奇跡」を集めるために仲間を探す。
この流れによって、ここまでの大量の設定が、少しずつ「物語を動かす仕組み」として繋がってきます。
特に4話では、別の人物の走馬灯を通して、また違った人生と歴史が描かれる。
同じ「死」でも、その人が見てきた世界は違う。
それが最後に地球の滅亡という大きな出来事へ収束していく構成も印象的でした。
歴史、SF、転生、ゲーム、コメディ。
いろいろな要素を豪快に詰め込みながら、「奇跡を起こして地球を救う」という一本の目的に向かって走り始めた感じがします。
4話まででもかなり情報量が多い作品ですが、その情報量そのものを楽しめる人には刺さると思います。
そして何より、
「1000TBの記憶を持つ、1万回転生済みの女子高生」
この時点で、もう続きを読んでみたくなる(笑)。
これからどんな仲間が集まり、どんな「奇跡」が起きるのか。
かなり自由な発想で突っ走っている作品なので、先の展開が読めないところも魅力だと思います!