アメコミの、いいとこだけを詰め込んだ映画がアヴェンジャーズだとするならば、
こちらは……古今東西のありとあらゆる童話や寓話からいいとこだけを詰め込んだ結果……謎の渋滞を起こす様を楽しむのが本作なのですかね。
ラストはもう、ノールールの異種格闘技(プロレス)状態になります……。
個人的に「うまいな」と思ったのは、主人公をマッチ売りの少女にしたことですかね。
ああ、違うわ。マッチさんね。
ただでさえ、大渋滞を起こしそうな設定の本作を(まあ大渋滞は起きるのだが)うまいこと交通整理できるのは、そうか、彼女か。と謎の関心をさせられました。
作風というかスタイルは、漫画原作になるのが前提なので、シナリオ調……になるのかな?
だので読後感は自然と、漫画を読んでるように感じるのですが、ここで気がついたのですよ。
ああ、最近、こういうマンガってないよなって。
自分は、赤塚不二夫先生、さくらももこ先生、高橋留美子先生あたりの絵面で再現されたのですが、最近漫画を読まないからだろうか……。
最近のギャグ漫画って、時事ネであったりとか社会風刺が強かったりで、
あまり、ギャグがギャグをしている『THE ギャク漫画』って、見かけませんよね……? 俺が知らないだけか?
人によっては懐かしい。もしかしたら人によっては新しい発見になるのかもしれない。
思った以上に奥行きが深いのか。
志草先生の世界。
ご一読を。
古今東西の「著名なお伽話」にしれっと入り込んでは、
それぞれのお話の中でいろんな理由で
困ってしまっている主要キャラを
「マッチング:マッチを擦ると別の物語のキャラを呼び出せる」特殊能力で助けにかかる、
ナゾなキャラの主人公・マッチさん。
しかし、
マッチング相手はことごとく絶妙にザンネンな
連中ばかり。
同様の能力のはずのス◯ンド「ボ◯ミアン・ラプソディ」とは
チガうイミで恐ろしい‼️
あの「青いネコ型ロボット」をマッチングできれば
万事無事解決しそうなのですが、
〝著作権〟という神の摂理がキョーレツにそれを
阻んでいるのであろうことが何だかおいたわしい……とも思えてきます。
ともあれ
お伽話のキャラでなく
「都市伝説の怪異」さえ呼び出せてしまう
マッチさんのマッチング能力に驚嘆しつつ、
そして笑い転げましょう‼️
本作の主人公、謎の少女マッチ。
彼女はマッチに火をつけることによって、
別世界の存在を召喚することができる。
しかし、私は本作の尻に火が付いているのではないかと錯覚する。
それほどまでのスピード感。
目まぐるしく移り行く展開。
息つく暇もなく笑わせに来るギャグ。
代わる代わるに登場するキャラたち。
特に目を引くのは登場するキャラの多さだ。
私はこのレビューを書くにあたり、本作に登場するキャラの数を数えようとした。
二話で断念した。それほどの数だ。
通常であればキャラが多いことは読者にとって負担になる。
しかし本作に登場するのは、誰もが一度のみならず何度も耳にしたことがあるものたち。
よって、そこに負担は発生しない。
負担になるどころか、むしろ魅力となっている。
どのキャラも個性が強く、単体で読者を笑わせることができるポテンシャルを持っている。
ポテンシャルを持っているし、遺憾なく発揮している。
本作は漫画原作として書かれたものである。小説とは異なるので、最初は少し抵抗があるかもしれない。
しかし、それでも面白い。このまま読んでも面白い。
是非漫画となった姿を拝見したいと思わせる作品である。
きびだんごを全部食べてしまった桃太郎、自業自得で舞踏会に行けなくなったシンデレラ、恩返しがしたいのにおじいさんの家がわからない鶴――。
途方に暮れている童話のキャラクターたちの前に現れるのは、「マッチ売り」ならぬ「マッチング売り」の少女!
マッチを擦ると他の世界のキャラクターをマッチング=召喚することができる彼女ですが、結果はだいたいミスマッチ=返還、キャラクターたちの悩みは深まり事態は混乱するばかり――。
とにかく設定の斬新さと展開の妙に唸らされます。
漫画の絵も鮮やかに脳裏に浮かび、漫画原作としても秀逸。作者様の多才さには、いつも驚嘆させられます。
幅広い知識に裏打ちされた、世代を問わず楽しめ笑える素敵な童話・昔話パロです。ぜひ漫画化されたものを見てみたい!
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この楽しさに満ち満ちたストーリー、とにかく何度も笑わされてしまいます。
主人公は「マッチ」という名前の少女。
マッチングを得意とし、困っている相手のもとに現れては「状況を打開するための『うってつけ』の人材」を召喚(マッチング)してくれます。
だが、その結果はとんでもない「CHAOS」なことに。
古今東西の童話や昔話、または現代チックな「逸話」の数々まで。ありとあらゆる場所から「人材」を紹介してしまうマッチさん。
もちろん、マッチさんの呼び出す存在は全然ピンポイントなものじゃないから、毎回相当にすっとぼけた、そしてぶっ飛んだ事態が頻発することに。
「桃太郎が鬼を退治するためのパートナー」とか、「シンデレラがお城に向かうための馬車の代わり」などを用意しようにも、次々と「使えない奴」や「ろくでもない奴」を用意しては、依頼主から激しいツッコミを食らうことに。
その辺りの古今東西の網羅具合がとにかく楽しい。そしてオリジナルの話の持つ「ツッコミどころ」も次々と発露するため、絵面が浮かんでは頬が緩んだり吹き出したり、読者はずっと笑いっぱなしの時間を送ることになります。
特に四話目に至っては「まさかこんな奴まで呼び出してしまうとは!」の圧倒的な衝撃が襲いかかることになります。
世界に混沌をもたらす召喚士のマッチさん。気づけば彼女のペースに巻き込まれて「次はどんなヤバいものを呼び出してしまうのか」とワクワクを禁じられなくなります。
最高の楽しい時間を提供してくれる、爆笑必至の物語です!!!
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漫画原作コンテストの為に志草さんが書き下ろした新作は、弱腰の桃太郎がうっかりキビ団子を全部自分で食べてしまい、鬼退治に連れて行くお供がいない状況で困り果てているところに自らを“マッチング売り”と名乗る少女マッチが現れて、お供をマッチング(召喚)してあげると言い放つところで始まる。
えっ⁈桃太郎にマッチ売りの少女⁈
と思ってはいけない。そもそもコレは何でもありの漫画なのだ。
そして作者はわちゃわちゃしたドタバタコメディがお得意の志草ねなさん。
古今東西の物語から色んな主人公やら悪役やらが出て来て、その度にマッチが召喚したキャラにはちゃめちゃにされる。
それだけで普通に面白いのだが、漫画原作のため、背景描写のト書きや説明文が入り、それが効果的に機能している。漫画のコマ割りが目に浮かび、まるで漫画を読んでいるような感覚を覚えた。もし、志草さんが絵も描けるなら、きっと人気漫画家になるだろう。
使われている童話や物語には、えっ、こんなラストだったの?ってのもあって改めて読み直したくなったものもあった。
コンテスト応募用に五話で終わっているが、続きも期待できる秀作です♪
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