雨上がりの庭や重ねの色など、平安の空気を楽しんでいたところに突然出てくる「ペトリコール」瑠璃子と一緒に「なぜ桔梗の君がそんな言葉を?」と気になりながら読むのが楽しかったです。異国の踊り子を「自由の象徴」と語る場面も、彼女自身の境遇を知ったあとだと少し違って見えてくる。短いお話の中に、時代を越えた文化と二人の距離感がきれいに入った作品でした。というか、もう素直にこの続きを読みたい。とても好き。