本作は、中学生という多感な時期を過ごす少女が抱える葛藤と願いを描き出しています。主人公:鈴が抱える悩み・迷い・恐れが霧のように辺りに立ち込め……そしてそれらが混ざり合って無視出来なくなったときにその少年は現れます。もはや生写しとすらいえるレイの正体とは?また友人との間にトラブルが頻発する鈴の周囲との関係にも変化が訪れます。ティーンエイジャーの揺れ動く感情を瑞々しい文体で描き出しています。あなたも本作の世界に飛び込んであの頃に思いを馳せてみるのも良いかも知れません。
彼女の成長が感情の機微も含めて描かれていたのが良かったです。