前作『十七時四十五分の目撃者たち』の衝撃的な結末から続く待望のセカンドシーズン。
西日本最大級の花火大会の轟音と閃光、両岸を跨ぐ群衆心理を利用した不可能犯罪という、舞台装置のスケール感が圧巻です。
肉体を失いネットワークの海から指示を出す名探偵・三田村香織と、現場を泥臭く駆け抜ける相棒・藤田涼介のバディ関係がとにかく胸を打ちます。
極限状態のなかで試される二人の絆と、息もつかせぬ頭脳戦の行方に最後まで引き込まれました(不明ですがこのエモさ、もしかしたらオマージュ作品があるかも?)
二重底のトリックとサイバーサスペンスが見事に融合した、読後の余韻まで素晴らしい本格ミステリーです。
前作と合わせて一気に駆け抜けてしまう傑作です!