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窓で詠もう!カクヨム短歌賞②

窓で詠もう!カクヨム短歌賞②

来冬 邦子

おすすめレビュー

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★★★
★87
29人が評価しました
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本文ありのおすすめレビュー

  • 滝口アルファ
    2275件の
    レビューを投稿
    ★★★ Excellent!!!

    窓は世界と世界をつなぐ

    いきなり、
    ロケットの窓から始まる短歌に、
    こころを鷲掴みにされました。

    上の句から下の句への転換が鮮やかで、
    ここちよい驚きがあります。

    4首目。

    稲妻の裂いた夜空に窓が開き 核廃棄物が放り込まれた

    不穏な歌です。
    稲妻が夜空を裂いて出来た窓。
    そこからさらに物騒な「核廃棄物」が、
    投げ捨てられたというのです。
    一体誰がそんなことをしたのでしょう。
    神様の警告、それとも悪魔の悪戯でしょうか。
    想像がどこまでも膨らんでいきます。

    全5首のうち、4首目までは、
    このようにどこか不穏な気配が漂うのですが、
    最後には「遠くてもわたしは君の傍にいる」と、
    あたたかな救済が詠まれていて、
    窓をモチーフにした、
    秀逸な短編小説を読んだような、
    やわらかなカタルシスを感じる短歌集になっています。

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    • 2026年8月20日 16:28