プロローグから世界観に一気に引き込まれました。最恐の吸血鬼を倒したのに、あえて「忘れさせる」というヨハンの選択が渋い。最後の査定表の違和感も効いていて、十年後に何が起こるのか期待が膨らむ。
10年ぶりに起きたら観光客にチップを握らされ、お役所仕事でE級判定されるヴェッキーの哀愁に笑いました。なのに戦うと規格外に強くて、水ごと相手を圧倒するシーンは鳥肌モノ。ミリアーナとの小気味いい掛け合いも楽しくて、男臭いロードムービーの雰囲気にグイグイ引き込まれます!
「最強の吸血鬼なのにE級・放置可」という設定からして面白い。本人はトマトジュースと飯を求めて旅をしているだけなのに、行く先々で規格外の力を見せ、周囲の査定がどんどん追いつかなくなっていく展開が痛快です。世界遺産を絡めた異形との戦いも独特で、無双だけでなく「なぜこの査定になったのか」という謎も気になる作品でした。
忘れられた吸血鬼は、危険度がE級と判断され、放っておかれることに。かつての栄光も忘れられ、1人の少女と旅をする――。色々よくわかんなくて、気になることがたくさんでした!
かつて“最恐”と呼ばれた吸血鬼ヴェッキー。十年の封印を経て復活した瞬間に突きつけられたのは、まさかの危険度E級という最低評価。世界を震わせた怪物が「放置で問題なし」と扱われる理不尽さと、当人ののんきな腹ペコぶりが絶妙に噛み合い、物語は軽妙に転がっていく。だが旅の途中で触れる世界遺産の異形の力が、忘れられた伝説を静かに呼び覚ます。街がざわつき、国が警戒し、協会が首をかしげる。評価だけが取り残された最強のおっさんが、誰かを守るたびに世界が揺れ始める再評価ファンタジー。
かつては街を震え上がらせた怪物が、現代では観光客に拍手され、物価高に驚愕する。そのギャップが痛快です謎が散りばめられた秀逸な冒頭から始まる物語。是非読んでみてください!
挿絵が素晴らしい!ヴェッキーをE級と査定した側の事情や世界遺産に宿っている力の正体も気になりますが。かつて自分を倒した男が今どこで何をしている存在なのかも気になりますね。初っ端から出てくる盗掘女子もクセ強です。世界遺産に宿っている力の正体の全貌は?ゆっくり読み進めていきますね。
そもそも誰がそんな評価を付けたのだと言いたくなるような勘違いが主軸の作品とは言え単純な強さの押し付けでもなくきちんと山場がありともすれば抑圧からの解放という爽快感も用意されていて飽きさせない面白さがあった
「最強のおっさんが無双する話」――だけでは終わらない。かつて世界に恐れられた怪物が、今ではE級として忘れられている。その査定ミスを、本人ではなく周囲が少しずつ発見していく構造がたまらない。しかも強さには理屈があり、戦闘では「なぜ勝てるのか」が積み上げられる。一方で、ヴェッキーが強い理由は名誉でも復讐でもない。その場で怯えている誰か、困っている誰かを守るためだ。戦闘、ざまあ、外野の反応、そして最後に残る余韻。この四つが噛み合った、骨太な異能バトル作品。
吸血鬼にも社会性が何かしらあって、それを忘れさせることで何をしたいのか、気になりました。主人公が自分自身に無断着にも見えて、あまり気にならないけど、忘れられちゃうってすごく悲しい。主人公に幸あれっ!
このレビューは小説のネタバレを含みます。全文を読む(250文字)