ただ純粋な恐怖というより、人間の心の奥底にある生乾きの感情をそっと裏返して見せられたような作品でした。
筋道ではうまく説明のつかない不穏な空気がずっと漂っていて、息苦しいのにどうしても先を追ってしまいます。
ふとした瞬間に、あの湿った空気や独特な色合いを思い出しそうになるくらい、情景が鮮烈でした。
読み終えてもどこか心がざわざわと波打ち続ける、そんな静かで強い引力を持ったお話です。
もしお時間が許せば、私の作品のほうにも立ち寄っていただけると嬉しいです。感想やアドバイス、★、♥などいただけますと今後の執筆の大きな励みになりますので、どうぞよろしくお願いいたします。