このレビューは小説のネタバレを含みます。全文を読む(297文字)
競馬が大好きな夕貴と、娘を何より大切に思う父。家族のやり取りには思わず笑ってしまうところもあり、その何気ない日常の温かさがとても印象に残りました。だからこそ、突然突きつけられた現実が苦しくて、それでも「いつも通り」でいようとする家族の姿に胸がぎゅっとなります。重いものを抱えながらも、夕貴の明るさや家族の愛情が感じられる物語。競馬とともに歩んでいく父娘が、この先どんな景色を見るのか、最後まで見届けたくなります。