「この世界は、ゆっくりと死んでいる」から入って、次の頁ではもう双子が軽口を叩いている。この落差の付け方が上手いです。滅びの速度が遅いから、人はその中で普通に喋る。設定の暗さを説明で押さずに、会話の軽さのほうで示してくるのが好みでした。「強いだけじゃ、人って助けられないでしょ?」も効いていて、この兄がどこに立っているかが一行で決まる。影と光の見え方も素直で、絵として追いやすい作品です。
台本を読んでいるような感覚。そこが気にならなければ今後の展開が楽しみにな作品。