「KAKURIYOデバッガー」は、都市伝説や怪談を「理解不能な恐怖」として描くだけではなく、怪異の発生条件やルールを探り、その“仕様の穴”を突いていく現代怪異ものです。
心霊スポットや奇妙な都市伝説など、次々と現れる怪異。
それを観察し、条件を探し、どうすれば干渉できるのかを考える――まさに「怪談のデバッグ」という発想が面白い作品です。
明るく騒がしい配信者・めると、冷静でちょっと毒舌な探偵・永瀬。
二人のテンポのいい掛け合いも魅力で、怖い場面の中にふっと入る日常のやり取りが、いいアクセントになっています。
ただ怖いだけではなく、「この怪異にはどんなルールがあるんだろう?」と考えながら読めるのが、この作品ならではの面白さ。
「理屈のある怪異」が好きな方や、都市伝説を攻略していくような物語が好きな方に、ぜひおすすめしたい作品です。