じわじわと迫ってくる怪異の怖さと、それを「理解不能な恐怖」で終わらせず、ルールを見つけて攻略しようとする面白さがうまく噛み合った作品です。
怪異の条件を探り、仮説を立て、反応を観察する。その発想がまさに「デバッグ」で、オカルトとシステム的な思考の組み合わせが新鮮でした。
そして永瀬とめるの掛け合いも魅力。緊張感のあるホラーの合間にテンポのいい会話が挟まることで、怖さを保ちながら軽快に読み進められます。
ちゃんと怖い。でも怖がるだけじゃない。
怪談を「攻略対象」として楽しませてくれる、ホラー×デバッグの組み合わせが光る作品でした。