日本の経済社会史に注目してみる
敗戦から今に至るまでの流れを一回おさらいしてみる。
敗戦から朝鮮戦争まで。空襲と艦砲射撃によって日本がこれまで積み上げてきたストック資産が徹底的に破壊された。道路や鉄道は崩れ、あるとして極度の損耗によっていつ壊れてもおかしくなかった。都市は徹底的に破壊されて残骸を寄せ集めて家のようなものを建てたりしていた。
政府は物価統制と配給制を持続しようとしたが闇市が市民の生活の一部になっていた。そうしているうちにハイパーインフレが起きてドッジ・ラインを導入。デフレになった。東西冷戦の兆しが見え始め朝鮮戦争が勃発。日本の企業にアメリカ軍からの発注がなされ、生産能力が徐々に整備されていく。特にエンジン性能においては米軍の要求に応えるべく鋳造と加工精度の向上が求められ、各社が努力してそれぞれの水準を上げた。
朝鮮戦争が終わってからは国際協調のなかで各企業が研究と生産設備の改善に注力し戦前の経済環境とは質的にも量的にも異なる展開を見せ始めた。
特にNC旋盤の登場は現場の変革に大きな役割を果たした。また、電子産業も勃興し個別半導体からLSIになり、生産設備の自動化が進んできた。
化学工業ではプラスチック製品の生産、流通が本格化し、それが建材にも影響してくる。敗戦後の住宅ストックの不足、住宅需要のなかでこのとき出始めていたものが広く普及し、住宅メーカーの急激な成長にもつながっていく。
この間に政府がどのようなことをしたのか列挙していく。
外貨割当制。
企業合理化促進法。
日本開発銀行の設立。
朝鮮特需によって仕事が増え、ドルによる収益が増えたとしても自由に使わせなかったということなのだと思う。国の発展に資するという強い基準があった。
国内の住宅環境に関連したものだと日本住宅公団による団地の造成があった。
水道法の制定によって全国的な整備が迅速に進む。
鉄道以外の道路環境があまりよくなかったので国道の整備、高速道路網の新設が続いた。道路公団が登場する。
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