17歳の恋と日常が、
切なくも瑞々しく詠まれています。
バカ、ドップラー、セブンティーンなど、
意外性のあるフレーズが歌の終わりに現れて、
1首1首の世界を、
軽く覆していく爽快感が立ちのぼります。
10首目。
ロシアンルーレットあなたの首輪を割いて また笑う病むセブンティーン
意表を突く言葉の連鎖に驚かされる1首です。
切れ味鋭い感性で描かれた恋、
その笑いの中に潜む痛みが鮮やかに描かれていて
全10首のラストを飾るにふさわしい歌です。
作者が17歳とは思えないほど、
言葉の選択と連作の構成力が巧みでありながら、
どこか初々しい詩情が薫る、
17歳を生きる喜びと痛みがない交ぜになった、
青春短歌集になっています。
【レビューコンテスト応募】