呪いを解く? いいや、仕様変更だ!
偏屈な解呪士・オルダスのもとへ持ち込まれるのは、普通なら今すぐ解呪したくなるような厄介な呪いばかり。
ところが彼は、その呪いを消そうとはしません。
欠点や暴走まで含めて解析し、「別の用途に使えば便利では?」と、とんでもない発想で次々と有効活用していきます。
魔法や呪術をプログラムのように扱い、バグやデバッグ、仕様変更といった発想で解決していくのが本作ならではの面白さ。
そんなオルダスに振り回される助手・フィオナとの掛け合いも楽しく、厄介な呪いが思わぬ便利機能へ変わっていく展開には、思わず笑ってしまいます。
「その使い方でいいの!?」と思わせる発想の逆転が楽しい、一話完結型のファンタジーコメディです。
地下鉄の廃ホームに事務所を構える解呪師・オルダス。
彼のもとに持ち込まれるのは恐ろしい「呪い」のかかった道具。
オルダスは通常であれば解呪などとうていできない困難な仕事を、一部のコードを書き換えることで「別の使い道のできる便利な仕様」ということにする主人公です。
紫煙をくゆらせつつ、依頼人が持ち込む厄介な呪い付きの道具を冷静に鑑定する姿はまさに私好みのイケオジ。
気負ったところがなく、しかし彼が超一流のプロであることは、見せ場でもある呪いの解析とその対応策の提示でよくわかります。
この作品自体がギャグなこともあり、かっこいいままでは終われないところも含めて好感が持てます。
かっこいいだけじゃなく、いい感じに力の抜けたところがある、そんな男主人公が好きな人にはきっと刺さるはず。
1話ごとに完結するエピソードばかりですが、依頼人も持ち込まれる呪いも色々なバリエーションがあり、飽きませんでした。
ていうか、依頼人の方もちょっと変人なんですが……。
最後はギャグのお約束というか、毎回毎回思わぬ事態により、完全な「めでたし」とはいかないのですが、それも含めてとても良いのです。
お仕事もの×機転の利く主人公×ギャグ
このあたりの要素がお好きな方はぜひぜひ読んでみてください!