ある日突然、何の前触れもなく人間に発現した特殊能力、通称「アノミー」。
異能者はなぜか首都圏に集中しており、その発現の原因や条件、法則はいまだ一切分かっていない。
そんな未知の現象を調査するため、警察は新たに「アノミー捜査班」を設立する。
個性豊かな四人の捜査員が集められたその班に、次々と持ち込まれる不可解な事件。
果たして、アノミーとは何なのか。
そして彼らは、未知の異能が絡む事件の真相にたどり着けるのか――。
最初の数話では、異能×ギャグの作品なのかと思ったが、10話あたりからこの物語の核心が見えてくる。
この作品はただの異能ストーリーではない。異能を題材にした警察ミステリーである。
世界観やキャラクター、異能の設定もしっかり作り込まれており、自然と作品の世界に入り込むことができる。そして、その土台を長々と説明するのではなく、四人の会話劇を通してコミカルに、そして分かりやすく読者へ伝えている。
特に面白いと感じたのが、彼らの異能だ。
一見すると、警察の捜査には扱いづらそうな能力ばかり。しかし、それぞれに制約や癖があり、それをどう事件捜査に活かしていくのかという部分も本作の魅力の一つだ。
異能、ミステリー、そしてギャグ。
この三つの要素が絶妙に組み合わされていることこそ、本作の大きな魅力だ。
異能×ミステリーが好きな人はもちろん、シリアスな物語の中でコミカルな会話劇を楽しみたい人にも、ぜひおすすめしたい作品だ。
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