交通事故に遭ったひずるが目覚めると、そこは異世界。そしてなぜか九歳の少女・ティアラの身体の中に。
一つの身体に二つの心。戸惑いから始まった二人が、少しずつ距離を縮めていく物語です。
【一つの身体、二人の関係】
最初は身体を巡って言い合いもあった二人も、助け合いながら過ごすうちに自然と息が合ってきます。
テンポのいい掛け合いも楽しく、二人の関係が変わっていく様子が微笑ましいです。
【散りばめられた伏線】
物語の中に散りばめられた、いくつもの謎。
一つ一つがこの先どのように繋がっていくのか、想像しながら読み進める楽しさがあります。
【心に残った名台詞】
――あんたは、傍にいてくれるだけでいいわ
身体を返してほしかった相手が、いつしか傍にいてほしい相手へ。
二人の距離の変化が伝わる、印象的な一言でした。
二心同体ならではの掛け合いと、少しずつ深まっていく二人の絆を楽しみたい方にオススメしたい作品です。