出撃を三十分後に控えた特攻隊員が、まだ白紙の遺書を前に迷っています。
伝えたい気持ちはある。
でも、遺される人の負担にはなりたくない。
だけれど、忘れられたくはない。
この矛盾をどう一枚の紙に収めるのか。その手紙の内容がとても心にのこります。
戦友との軽口を叩き合っているだけなのに、じわっときます。
鍵になるのは天文学。検閲の目をかいくぐって想いを届けるために彼が選んだ言葉とは!?素晴らしいです。
そしてこの仕掛け!
わたしはあるものの名前を調べちゃいました。仕掛けが埋まっております!
結構すごい仕掛けです。調べないのはもったいない。
でも何を調べたのかは、あえてここには書かずにおきましょう。
どうか、ご自身で見つけてください。
なお、盆の入りの未明は、ペルセウス座流星群の夜です。
今年の八月十三日、空を見上げる前に読んでほしい一編です!おすすめ!