勢いで最後まで持っていかれました。会話が主体で一文が短く、場面がぽんぽん切り替わるので、気づいたら次の話を開いています。「勇者」と「魔王」が撃ち合うサッカーは完全に少年漫画の文法で、リアリティより気持ちよさを取り切った潔さが好きです。サクマヒメをはじめキャラの立て方も記号が強く、一度読んだら忘れられません。ふざけた顔で急に熱いことをやる落差の呼吸が独特で、他では読めないものを読んだ感触が残りました。