教師と生徒だった二人が、卒業を迎え、ようやく恋人同士になった。
これで、めでたし、めでたし……とは、どうやらならないらしいです!
在学中はきちんと一線を守っていたからこそ、晴れて付き合えるようになった二人。
それでも「元教師と元生徒」という過去は消えるわけではなく、恋人になった途端、これまでとは別方向のややこしさが次々と顔を出します。
けれど、その面倒くささすら何だか愛おしくて。
軽快で笑える掛け合いは健在で、恋が叶ったことで少し大胆になった彼女と、相変わらず妙なところで真面目な彼との温度差には何度も笑わせられました。
けれど、二人がこれまで大切にしてきたものがあったからこそ、今こうして隣にいられるのだと感じられる場面には、前作を追いかけてきた読者として胸が温かくなります。
「恋が叶うまで」ではなく、「叶った恋をどう生きていくのか」。
タイトル通り、卒業してからの方が説明は難しい。
でも、だからこそ楽しくて、幸せで、二人らしい。
『先生と禁断の恋、始めません。』を好きになった方には、ぜひその先まで見届けてほしい続編です!