【MFブックス】イケオジ小説コンテスト【中編】に参加されている作品を漁っていたら、目に止まったのがこちらの作品でした。
イケオジ×異世界(西洋)×ミステリー。
異世界ものとミステリーの組み合わせ自体はこれまでにもありましたが、魔法や不思議要素が絡むと、トリックはいかようにも作れてしまう面があったように思います。
ですが、現在第4話まで読んだ限り、そうした要素は極力排除され、シンプルかつ王道なミステリに仕上がっている印象です。
外部犯の犯行に見せかけているものの、内部犯行の可能性が高い。しかし、凶器が見つからない――。
ワケありな雰囲気を漂わせる古道具屋の店主、オーウェン・ハーヴェイン。
彼は「道具」を見る目に一際定評があるのだとか。
相棒は、文無し寸前まで追い詰められた武家の令嬢、エレナ・ヴォスコット。
へっぴり腰で人を食ったような態度のオーウェン氏と、勝ち気ながらも真面目に事実を積み重ねていくエレナ嬢。しかも彼女、用心棒としての腕もピカイチ。
ふと「異世界版・相棒」を思い浮かべてしまったレビュワーでした。
これから二人がどう事件を解決していくのか、楽しみな一作です。
古道具屋は「物」の声を聞く。オジ様の推理は、あくまでアンティーク。
さて、この事件――お値段いくら?