まず、失踪事件の中心人物である「なる」を、配信アーカイブやSNSの反応を通して、退屈させることなくテンポよく見せてくれる導入が面白かったです。第2話からは妻の恵梨香、第3話では調査を請け負った稲毛へと視点が移り、読者も手がかりを拾いながら一緒に事件を推理していくような感覚で読めました。特に第3話で、三台のカメラ映像を照らし合わせ、襲撃が偶然撮影されたのではないと気づいていく流れが良かったです。場面が映像のように浮かぶ文章で読みやすく、失踪事件やミステリー、推理ものが好きな方におすすめ!