天音の張りつめた孤独と、乃亜のまぶしい才能が触れ合った瞬間の空気が、とてもやわらかく胸に残りました。
白鍵に落ちる血の描写は痛々しいのに、そこから彼の必死さや不器用な真面目さが伝わってきて、思わずそっと寄り添いたくなるような気持ちになります。
そして乃亜の一音で、天音の世界がふっと塗り替えられてしまう。
その瞬間の切なさと眩しさが混ざった感情が、読み終えてもしばらく心に残りました。
最後の【右手を失うまで100日】という言葉が、物語に静かな影を落としていて、これから二人がどんな道を歩むのか自然と想像してしまいます!