夏のひまわりを題材にした、明るくて、お洒落で素敵な短歌集です。短歌となると寂しげな情景を詠んだものが多いイメージですが、本作はだいぶ前向きな空気感があり、読み手の気分を明るくしてくれます。溢れんばかりの色鮮やかな黄色の中をハイヒールで駆け抜ける主人公、その後を追う、おそらく恋人。何やら甘酸っぱい物語がそこにあり、微笑ましくなる。そしてその情景は、カタカナと英文字が織り混ざるためか、どこか都会的な空気感を伴っている。お勧めです。