人に嫌われることを恐れ、言うことを聞いてしまう住野優。そんな彼の前に現れた、強くて遠慮のない一ノ瀬楓。
正反対にも見える二人が関わる中で、少しずつわかりあい、成長していく青春物語です。
【嫌われたくない――呪いのような記憶】
相手がどう思うかを気にして、自分が我慢することを選んでしまう優。
過去のとある出来事が優を縛り続ける中、楓との関係を通して本来の自分らしさを取り戻していきます。
何気ない一言を伝えられるようになる。
そんな小さな変化が、どこか心温まりました。
【正しさとは――】
楓は正しいと思ったことを貫ける、とても頼りになるヒロインです。
ただ、彼女にもそうなるだけの理由があって⋯⋯。
やがて優の言葉が楓を前へ進ませていく。そんな関係性が魅力的でした。
【心に残った名台詞】
――何かに――誰かに、縛られているみたい。自分で自分に鎖を掛ける様な真似して、悲しくならないの?
この言葉を突き付けられた優。
そんな彼が最後にはどうなるのか。
ぜひ、見届けていただければと思います。
嫌われることを怖がる主人公の成長と、強くて頼りになるヒロインとの関係をじっくり追いかけたい。そんな方にオススメしたい作品です。