1話と2話を読んで「これは絶対に化ける!」と確信させられました。
不倫写真を揉み消したい大実業家と、依頼を受けたプロの女泥棒たち。ここまではお洒落なピカレスク……のはずが、第2話で登場する「家賃のために人生初の空き巣に挑んだ素人泥棒ネッド」のせいで物語のギアが爆発します!
侵入した屋敷でプロの泥棒とバッティングし、屋敷の主人は拉致され、なぜか「乾板を抱えた生意気な令嬢」を連れて逃げる羽目になるネッド。「泥棒をしに来たら、泥棒らしき連中が先にいた」という絶望と、逃走劇中のテンポ良すぎる会話劇には腹を抱えて笑いました。
一見ただのスキャンダル写真なのに、登場人物全員の思惑がズレまくっているのも最高です。
19世紀末ロンドンの雰囲気、洒脱なセリフ回し、あと、安定した文章の巧さ、そして数話にして全員大混乱という疾走感。
「まだ数話でこの面白さはズルい!」と思わされる新連載。
今すぐ読むべき傑作です!