想像力と、実体験

なかむら恵美

第1話

4,5歳の頃。

わたしは、大人は初めから大人なんだと思っていた。

生まれた時から、ずっと大人。だから大人なんだろうと、信じていた。

何故なら、わたしが初めて会った時に大人だったから。


「そんな事」

笑いながら「ほら、見て御覧。今と似てるでしょ」

幼少時代からの写真を見せられ、半分ぐらいは納得。

(そうか)

思いはしたけど、半分ぐらいは嘘。

嘘をついているんじゃないかとも思った。

ひねた幼女である。


が、確実に段々と知った。

想像は、悪まで想像。思い込みであった。


実体験として身に沁みた。わたし自身が、大きくなる。

背が高くなる。学校へゆくようになり、様々を知る。

目鼻立ちとて、変わって来る。体つきも、丸みを帯びる。

大人に近くなってゆく。


(ああ)完全に、バカ。

あの頃の自分を、イマイチなお子ちゃまと認識したのは、16,7歳。

高校生の頃だろうか?


「想像力と数百円」昔、某出版社のコピーにあったが

「想像力と、実体験」が、人生においては大きかろう。


〇想像力 実体験には 叶わない

             <川柳 なかむら>

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想像力と、実体験 なかむら恵美 @003025

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