BSSを扱った小説もいろいろなアレンジを加え数多くのものが発表されてますが、これはアオハルを舞台にした透明感あふれるBSS小説です。
17年来の幼馴染である主人公とヒロインは高校1年から知り合い親友となった彼と3人で夏祭りに出かけ、そこで自分が告白しようとするも先にヒロインが彼に告白し成功するところから物語が始まります。
主人公の1人称で綴られ彼の様々な揺れ動く感情がモノローグとして語られますが、特筆すべきなのは作者様の言葉選びのセンスです。
例を上げると
「自分から失恋を見つけに行った」「考えればいくらでも別の未来を作れた」「今まで通りというものは意外と難しかった」「誰も悪くない失恋は怒りを置く場所ががない」「期待が動く前に止めた」
など秀逸な言葉で主人公の内面及びキャラを一文で表現しています。これが文章に素敵なアクセントを付け加えます。
あの二人との思い出の象徴だった駅前歩道橋の撤去が開始されることが示唆すいつか薄まりなくなっていくつらい過去と、そして未来を象徴する主人公の大学の行先など主人公がなんとか痛みを抱えながらも前進する姿に心を打たれます。
切なくて甘酸っぱいBSS小説をお探しならお勧めです。ぜひご一読を!