「志草ねな」を知らず、タイトルだけにひかれて読み始めた人は、きっと驚くだろう。志草ねなさんは冒頭でいきなり、読者を増やす方法など知らない、自分が読者になるための方法なら紹介する、と言い切るのだ。
騙されたと怒る人もいるかもしれない。私も最初はその一人だった。
それでも、騙されたと思って読み進めてほしい。学ぶというより、楽しむくらいの気持ちでもいいと思う。
すると、そのうちじわじわと伝わってくるものがある。文章の間とテンポ、無類の発想力、オチをつけるサービス精神。この作品には、読者を楽しませるためのあらゆる要素が詰まっている。
そこには、目先の星やPVを増やすためのテクニックよりも、大事なものがある。
それを自分の作品に生かせるかどうかは、読者次第だ。
実は、知り合ってからはだいぶ、長い(自分の中では)先生だ。
前々から、変わってる方だなぁ……とは思っていたが、
なるほど変わっている。
まずは、なぜこれを書こうと思ったのか? という時点で非常に興味がある。
本作は、いわば個人的な創作論だ。ソースは自分つまり志草先生。
私は……前から変わってるナァ……とは思いつつも、志草先生のような、一見おとなしそう(に見える)方が実は、
実は我が強かったり、であるとか。
意外と好き嫌いがはっきりしている。であるとか。
人からうるさく言われると逃げていくタイプである。とか。
何となくわかっていたのではあるが、
なるほどいよいよ本性を表してきたぞ。と。
創作論を読ませていただいてわかったのはこれである。
だからこれは、創作論の皮を被った、「私の考える理想のアプローチの仕方」みたいなことだろうか。アレ……それって、創作論じゃん……。
これはネタバレでもないだろうが、言ってしまうと、
『この創作論をあてにするな』と先生本人が言ってしまう始末だが、
なるほど確かに、星の数を集めるのに必死な『星ハスラー』
……敢えて、俗っぽく言うなら『星テイカー』?は、
この創作論とむしろ真逆のことをするのではないか? とは思う。
だから星を増やしたい人向けではないのかもしれない。
私みたいに、一年以上の付き合いにもなるが、
いまだに、「この先生心の中で本当はどんなこと考えてるんだ……」と思った方が読むと良いかもしれない。
あと、相変わらずワードセンスがキレている。
求められていることを、常に供給できる人。これもここで生き残る鉄則なのだと思うが、
この先生も一年選手。求められているハードルは常に高く、
それはおそらく、本人が続けるには決して楽なことではないもののはずなのだ。
なのに、色々なアイデアで、客の求めているものを出せる方というのは、本当にすごいと思う。
ご一読を。
これは読者を増やすための創作論である。
通常、「読者を増やす」と言えば複数人を想定するが、本作のターゲットは一人である。
作者様がよく知っているたった一人を読者にするための創作論である。
ターゲットを仮にAとしよう。
そのAの趣味嗜好がひとつずつ明かされていく。それはまるでお見合いのように。
趣味は何ですか?
好きな食べ物は?
休日は何をしているのですか?
好きなタイプは?
ちなみに、お見合いと言っても片方だけが乗り気のお見合いだ。
向こうからは何も聞いてこない。一方的に好みを語られ、こちらはそれに寄せていくだけだ。
だが安心してほしい。Aはそこまで無理難題を突き付けてはこない。
これは駄目、これは良いと極端ではない。ここまでなら許す! と、許容できるラインを示してくれる。
そしてもうひとつ。
Aの好みは多くの読者に共通すると思われる。すなわち、Aを読者にするための行動が、他の読者獲得にもつながる可能性がある。
最後となるが、この創作論は「星が欲しい」だけの人間には合わないかもしれない。
「生きた読者」を獲得したいものにこそ、有用な創作論である。
是非本作を読んで、ターゲットAを骨抜きにしていただきたい。
センス=感覚
志草ねな様は、確実にセンスがある!!!
読者を増やす方法、
それは、大きく言うと、1つしかない☝️
『センスを磨くしかない』
どうやったら、
センスを磨くことが出来るか?
それは、イッパイ読んで👀💦
イッパイ書くしかない✏️
どんなに優れた天才でも、
やはり、それしかない。
そして、
このお作品、
『読者を増やす方法 ~ミニマム編~』
を読むことだ!!!
ユーモアとは、
ハッキリ言って、センスだ!
怒らせるようで、怒らせない。
つまり、チョイとチョッカイを出しつつ、相手をイラッとさせずにクスッと笑わせる。
ユーモアというものは、本当に感性そのものだと思う。
コレを磨くには、優れたユーモアに触れることが近道だ!
志草ねな様。
ユーモアが服を着て、歩いているようなものである。
このお作品を読んで、ユーモアを楽しみ、学ぼう。
そして、
この“カクヨム“の作品を
イッパイ読んで👀
この“カクヨム“で作品を
イッパイ書こう✏️
読者を増やす方法。
ミニマムだけど、
コレが1番効果のある方法である
🤗⭐✨
語り口の楽しさに、読んでいて何度もクスっと笑わされます。
本作はいわゆる創作論。タイトルの通りに「読者を増やす方法」というものを取り扱っている。
でも、カクヨム内でちょこちょこ見かける「どうすると星やPVが増えるか」というようなテクニカルな方面に行かないのが本作の圧倒的オリジナリティとなっています。
なんと、本作で焦点となっているのは「作者:志草ねなを読者として引き込むにはどうすればいいか」を本人が分析したものという。
各所であふれている創作論は「本当にそれ、正しいの???」という疑問も持たれるのが常。でも、これは「作者本人が自分の嗜好を分析したもの」なので、信頼性は100%であると言っていい(……はず)。
そうやって小説投稿にまつわるタイトルやあらすじなど様々な側面が掘り下げられていくのだけれど、その際の語りがとっても楽しく、ついつい頬がゆるむ場面が何度も出てきます。
更には「あるある!」とカクヨム内で見かける「これってどうなの?」なポイントにも目が向けられているので、気づけば強く共感させられることにも。
本作はそんな風に「カクヨムライフ」というものを改めて見つめ返すきっかけにもな作品となっているのが特徴です。
そして、最後の結論部分。
「果たしてこの創作論はどこまで信用でき、志草ねなの心を掴むマニュアルとして使えるのかどうか?」という問い。
……信じるか信じないかは、あなた次第。
一部で大人気の面白作家、志草ねな氏による創作論。否が応でも期待が高まる。ただし面白方面で。
実際創作論としては限定一名の読者を増やす役に立つかどうかの瀬戸際に立っていて、何ならすでに墜落しているような内容なのだが、その独特の語り口と内容の惚けっぷりに爆笑のちニヤニヤさせられる破壊力である。ちょうど投稿時間直後に電車やバスの中で読むことが多く、周囲の乗客から死ぬほど気持ち悪がられた。どうしてくれる。
今回はミニマム編であり、志草ねな氏がさらなる人気作家になり大量の読者を抱えた暁にはマキシマム編が書かれると約束してくれている。グレートスーパーマキシマムに爆笑するためにも、ぜひ本作品を読んで作者のファンになってほしい。
何だか作者の術中にまんまと嵌まっている気がするが、心地よい罠なのでこの際どうでもいい。おすすめ。
実に茂った文章であった。そう、茂みを分け入っていく感じのアレだ。
まったくそんな話は書いていないのに、読んでいる感覚としては熱帯雨林の中をひたすら歩いているようなもの。目指す結論の木は遠くから見えているのに、その途中で妙な植物や雑談や自虐や例え話が次々と生えてきて、なかなか辿り着かない。結論だけなら数行で済みそうな話を、よくもまあここまで膨らませたものだと感心した。
それなのに不思議と嫌ではない。むしろ寄り道込みで楽しんでしまう。
「もっとだ。もっと変な草を生やせ」と、何が飛び出してくるのかを期待している自分がいて、気が付いたら全部読んでいた。
くっそ、こういう引きってありなのか。手品師かよ。
創作論というより、志草ねなという人間の思考回路を観光するエッセイだった。