人間関係が苦手で、走っている時間だけは自由でいられる三人。そんな彼らが駒沢公園で少しずつ繋がっていくのが、とても面白いです。特に、人の心が聞こえるようになった小堺が、それでも相手の気持ちを勘違いしてしまうのが可笑しくも切ない。一人でいたい。でも、本当は誰かと走ってみたい。「ヒキコモリランナーズ」というタイトルが、読み進めるほど好きになる物語です。