夏の終わりに現れる説明できないものの怖さ。
「餘夏」って何⁇
その場にいる自分以外の誰もが餘夏を知っている。けれど、誰もそれを説明できない。その曖昧さが、かえって本物の伝承のような生々しさを生んでいる。
特に蝉の声が少しずつ異常になっていく描写は怖かった。文字で読んでいるはずなのに耳を塞ぎたくなるような感覚。
怪異の正体を明かさないからこそ最後の一文まで読み終えた時、「餘夏」という言葉がただの創作ではなく、どこかに本当に存在するもののように感じられた。
いや、あるのかも。
静かな民俗ホラーが好きな方にはぜひ読んでほしい。
そしてこれは高校生の作品。
高校生すごいなぁ。
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