本作は、主人公が夢の中でだけ会える幼馴染の少女との時間を描いた、幻想的で切ない物語です。何気ない日常と自由な夢の世界を行き来する構成が丁寧で、どこかしっとりしています。何気ない会話の中に寂しさや喪失感が滲んでおり、主人公と彼女の関係にも強く惹き込まれました。タイトルに込められた言葉の意味も作品全体と美しく重なっていて、読後には静かな余韻が残ります。「夢」や「過去」を大切にしながら「現実を生きること」について、考えさせてくれる一作です。
このレビューは小説のネタバレを含みます。全文を読む(233文字)
このレビューは小説のネタバレを含みます。全文を読む(128文字)
今となっては夢の中でしか会えない少女。主人公にとって、何気ないことを話せる大切な存在。現実は時に非情だ。だからこそ、人は夢をみる。一日の終わりに眠りにつく中でみる夢と、将来自分がなりたい夢。現実に向き合いながら希望を持って前に進む。だからこそ夢は儚く、尊いものなんだろう。
夢のなかで、出会う少女。彼女とは、現実で出会ったことのあるひとなんでしょうか、詳細ははっきりしません。ただ、夢のなかだけで会う少女と言えども、侮れなません。日々のいろんな出来事を話します。そして、彼女は、主人公にちゃんと現実の世界で生きることを望みます。彼女のことを主人公は、いつまでも覚えているのでしょうか……