クソゲーを笑って開拓していた側が、一番本気だった。
惑星開発VRMMO〈フロンティアワールド〉。宇宙船一つで君も開拓者、という売り文句で始まったゲームのレビューは壊滅的です。「たださまようだけ」「イベントがない」「時間と金の無駄」。九分九厘が離脱したあと、残った少数が本気で宇宙を開拓していく。
主人公はその残党側。ゲーム内の異星人が本物で、自分たちも本当の宇宙を旅している、と言われても最初は「またまた~」で流せる温度感がいい。ゲームと現実を行き来し、たまに掲示板、という構成も、没入しすぎない軽さがあります。
無双やイベント攻略より、「誰も遊ばない箱庭を楽しむ執念」が先に来る作品です。クソゲー愛、開拓もの、ゲームと現実が混ざる話が好きな人向きです。