ダバブダの日記をもう覗かれましたか?異世界転生したスドウとハルカが出会ったのは、ダバブダという変わった生き物。ダバブダは可愛くて優しい。でもね、人じゃないんです。彼らには彼らの理がある。日記、覗かないでね。声、聞こえてるよ。僕が楽しくなくなっちゃったら、その時には......日記、見ない方が幸せだったかもね。結末にひっくり返ります。
日記形式で綴られる、モグラのような生き物と異世界人との交流譚——のはずが、読み進めるほど語り手の優しさの解釈がどんどん恐ろしくなっていく傑作です。信用できない語り手の使い方が秀逸で、可愛い挿絵的な導入から一気に奈落へ落とされる読了感がクセになります。
読まないでね、って、ハルカの世界では読んでねって意味なんだよ、ダバブダさん。残酷描写あり、とか性描写あり、とか、まさかねダバブダさん。きっと、分からずに押しちゃったんだよね、ダバブダさん。