宮殿のダンスパーティーで、王太子から一方的に婚約破棄を宣言されたイザベラ。
子爵令嬢では釣り合わないと言われても、彼女の返答は淡々と「かしこまりました」。
その冷静さと潔さに、最初から引き込まれました。
彼女が「聖獣の乙女」だったからこそ結ばれていた婚約。それを自ら手放し、国を去って新しい人生を掴みに行く――このスタートだけで、もう気持ちがいい。
「あなたは明日から王太子ではありません」という彼女の内なる言葉が痛快で、読後にすっきりした余韻が残ります。
主人公の潔い決断と、これから広がる新しい人生が楽しみでなりません。