あ、ちょうちょ……の歌がいちばん印象に残りました。蝶は鱗粉でみずからの羽根を雨風から守ります。鱗粉を持たないきみ(人間)はことばでみずからを守るのなら、吹きつける雨風もまたことばであるのでしょう。であるならば同時に、海峡を渡る蝶のように、ことばはどこまでも羽ばたいていける羽根でもあるのでしょうか。