※第三章まで拝読。
絶望的なスケールの異形兵器と、軽口を叩きながら死線を潜り抜ける機械化少女たちの鮮やかなコントラストが光る本格サイバーパンク・アクション。
随所に散りばめられた幻想文学的な匂いを感じたなら、リーグオブレジェンドのようなアーケインパンクも頭に浮かび上がります。
テセウスの船やジョン・ロックの記憶の連続を想起する、ヴァンドールたちの思考の片隅に浮き沈みする存在証明。
主人公とその取り巻きのコミックリリーフで、そういった命題が驚くほどに自然と流れ込んできて、一緒になって考えてしまいます。
埃臭い日常と凄惨な死線が一切のタメなく切り替わるテンポの良さ。
極限状態でこそ輝くバディの揺るぎない絆。人類の守護者であるはずの組織の闇底に何があるのか、一度足を踏み入れたら抜け出せない強烈な引力を持った傑作です。
(ゴスっ娘がともかくゾワゾワしました!!)