(恨みや後悔など)~の念が、怨霊と化したもの。妖怪化したもの。
古い時代の怪異の図録を紐解けば、多かれ少なかれそのような文言が並びます。
では現代を舞台に現れた、この「ふじょーり」とだけ鳴く、
大量の「子猫」はいったい?
ですがこんなに異様な存在を扱っていながら、
作者様の目はむしろ、あくまでそれを捉える人間へと向かっています。
これは、生まれるべくして生まれた存在なのでしょうか?
(「ふじょーり、ふじょーり」・・・・・・)
あの影から、双眸があなたをのぞいています。
だってあなたが生きる世界も、あなたが加担した世界も、
「ふじょーり」なのですから。