神によって百人の人間へ与えられた特殊能力。
《時間》《因果》《死》《創造》と、とんでもない能力が並ぶ中、主人公・白崎誠に与えられたのは《白》。
――白って、何?
そんな謎から始まる物語です。
【あきらめない物語】
思い通りにならない。どうにもならない。
特殊能力者同士での戦いにおいては、常識など通用しません。
もう、どうにもならない?
読み手にそう思わせる場面もあります。それでも誠は、別の方法を探して足掻き続けます。
能力だけに頼るのではなく、自分自身も動きながら道を切り開いていく。だからこそ彼を追いたくなる魅力があります。
【特殊能力者たちの攻防】
それぞれ異なる力を持つ能力者たち。
単純な強さだけではなく、能力ごとの特徴や相性、そして使い方によって状況が変わっていくのが面白いところ。
この能力なら何ができる?
そんな風に考えながら読む楽しさもあります。
【心に残った名台詞】
――まだ、生きてるだろ
どれだけ厳しい状況でも、目の前にまだ生きている人がいる。なら、簡単にあきらめることなんてできない。
そんな誠らしさが表れた言葉だと感じました。
謎めいた《白》という能力と、個性的な能力者たち。特殊能力の駆け引きと、あきらめずに足掻く主人公を楽しみたい方へ、オススメしたい作品です。