事故で昏睡した青年が目を覚ますと、そこは異世界。しかも自分は“最恐最強の魔王”として君臨していた。娯楽ゼロ、コンビニもスマホもない世界で、崇拝してくる魔族と襲い来る勇者に囲まれながら、彼が望むのはただ一つ――帰宅。しかし魔王は世界維持に必須の役職で、辞めるには同格の後任を見つけるしかない。現実世界で目覚められる猶予は100日。こうして魔王による退職活動が幕を開ける。最強なのに自由がない、そのギャップが笑えて切ない退職ファンタジー。