夏休みは楽しいけれど危険な季節です。
その危険な誘惑から身を守るために、
短歌でお守りのように詠んだ10首の連作です。
9首目。
一人きり知らない場所へ行く前に一人でいいから行き先告げて
たしかにそうなのですが、
誰にも知られたくないという思いも分からなくはなく、
考えさせられる1首です。
「学生の皆様に」と呼びかけている作品ですが、
最近のさまざまな詐欺などを思うと、
老若男女を問わない普遍性がある1首でもあります。
とにかく、
この夏を生きる全ての人へ向けた、
優しい注意喚起のような語りかけが胸を打つ短歌集です。
なお、紹介文に、
作者自身による自己解説もありますので、
あわせて読むと、作品理解が深まると思います。
【レビューコンテスト応募】