クローンや鎖国という設定も面白いのですが、惹かれたのはニアの日常でした。「残り物をください」と言ってしまう子が、一人前の食事や仕事の報酬、ラジオを少しずつ知っていく姿を見ていると、自然と応援したくなります。世界の謎だけでなく、この子がどんな「普通」を手に入れていくのか、その続きを見届けたくなる作品でした。