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不思議で不可解で不気味な夜の海の出来事

不思議で不可解で不気味な夜の海の出来事

高井希

おすすめレビュー

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★★★
★37
13人が評価しました
本文あり
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本文ありのおすすめレビュー

  • 小野塚 
    2270件の
    レビューを投稿
    ★★★ Excellent!!!

    粛々と往く、綿津見の宵の葬列

    漆黒の海の彼方から、粛々と 何か が
    やって来る。潮の匂いに微かに混じる
     死 の匂いは、其処が大海原であろうとも
    満ちて来る。
     昏い夜空に怪鳥達が哭き叫く。
    鯨の王の葬列は粛々と海原を進み行き

    深い海底の彼方より浮上する。

     閑々と揺らめく潮流に乗り、深海魚の
    共柄を従えて

     瞑闇の中、提灯ひとつ携えず

    葬列は征く


    畏れ多くも海祇を廻り、不吉を齎らす。

     不吉も又、巡りめぐりて吉祥を生すもの。
    万物流転の万象を ────



       努々、忘るる事勿れ。


    • 2026年8月9日 08:06
  • 武江成緒
    2742件の
    レビューを投稿
    ★★★ Excellent!!!

    それはあまりに気味悪く、美しく――怖ろしい凶兆だった。

    夜の浜に打ち上げられた深海魚たち。
    海を通る道のような銀の月光。
    そして無数の鳥と魚を従えた、異形の葬列。

    美しくも不気味なる、その光景が示している兆しとは、何なのか――。
    それを知れば、その眺めは、総毛立つほどに怖ろしいものなのかも知れません。

    • 2026年8月1日 00:43