門番のおっさんが、昼飯の弁当を美少女魔法使いに全部食われるところから始まります。この時点でもう好きになりました。
主人公は元傭兵。ただし本人いわく、やっていたのはメシ番だけ。強い魔物を見ても「うまそうだ」しか思わない。その感覚のまま倒してきた獲物が、実は災害級だった——という話です。本人だけが最後まで気づいていないのがいい。
イベント屋として感心したのは第7話です。ドラゴンの尻尾を焼く場面で、鉄板は鍛冶屋から譲ってもらった盾の材料。尻尾とウロコは別で焼く。量は全員に行き渡ってお釣りが来るぶん。産後の奥さんには鉄分の多い赤身を回す。おまけに子どもが横で焼き加減を見て切り分けている。一枚の鉄板の周りだけで、誰に何をどう出すかが全部決まっていました。
飯がとにかく旨そうです。イノシシのハンバーグ、ドラゴンの尻尾、炙ったウロコ。読んでいる間ずっと腹が減っていました。弁当を守るために防壁魔法を仕込もうかと本気で考えるあたりも可笑しかったです。
続き、楽しみにしています。第12話まで読んでの感想です。